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300年の時を超え
100年目の今、よみがえる
​受け継がれし宝物

     釈迦堂掛軸4幅の修理が終わりました。


町内の皆さまより多くのご寄進を頂き、この度、掛軸の修理が完成致しました。今後共赤野井町の貴重な財産として守り、引き継いで参ります。ありがとうございました。


「修理に要した費用等」
   ・町内からのご寄進196口     1,011,046円
   ・赤野井自治会からの執行額     1,300,000円
   ・川端町内会からの執行額      1,353,076円   
       掛軸4幅の修理合計額             3,664,122円

 

      槃 会(ねはんえ)

 

 

 

 

 

 

                 (涅槃図公

 

 

 

 

 

 

                                                      nehannzu                (涅槃図)
 

野井自治会では毎年2月15日に「涅槃会(ねはんえ)」のお勤めをします。


「涅槃会」とは、お釈迦様のなくなった日に行われる法要のことです。
涅槃(肉体をなくすと共に悟りの境地)に入ったお釈迦様のことをしのび、亡く
なられた時の様子を描いた「涅槃図」を掲げ行われる法要です。

毎年2月15日に常照寺の住職が導師となり他の4つのお寺の住職が

正信偈(しょうしんげ)のお勤めを行います。

「涅槃図」は、元禄15年(1702)2月15日に大庄屋諏訪家より寄進されたもので、その後、赤野井町が保管し宝物として受け継がれているものです。
明治29年(1896)に、野洲川の堤防が決壊し現守山市域の70%の地域が浸水するという大水害が起こった際、この掛軸も被害にあったようです。
それから28年後の大正13年(1924)春に、傷んでいたこの涅槃図がようやく諏訪家(当主安敬)の寄進によって修復されました。
しかし、その後年数が経過する中で傷みも激しくなり、このままでは保存出来なくなるとの見解をいただき、価値ある財産を後世にも引き継ごうと、住民からの寄進と自治会並びに町内会が費用を負担しました。
そして令和6年(2024)1月に修復され戻って来ました。
なんと、前回の修復から100年目の節目の年の修復となりました。

涅槃図は年に1度、2月15日にしか公開されることがないため、貴重な仏教美術に親しむことが出来る機会でもあります。

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